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[jfriends-ml 11584] Re: IW2004 で Java 読書会の紹介をします& ご協力のお願い



高橋(徹)です。

   "y-kamite <y-kamite@xxxxxxxxxxxxxx>"さんは書きました:
> Smalltalkをかじったことがある人間として、Smalltalk屋の視点を紹介しておき
> ます。
> 
> 彼らの一部は、Javaを”SmalltalkのC方言”と呼んでいました。
> OS依存しない仮想マシンの設計のアイデアや、クラス設計、メタクラス、ライブ
> ラリ設計などと思います。ただ、それでは売れないので、Cの記法に合わせた。
書籍「Javaの格言」で、Smalltalkプログラマ向けの推薦コースとして
10章 コレクション、11章イテレータを先に読むことを提唱していたのを
思い出しました。ここが類似点なのでしょう。
次に4章「型の安全性と定数」からが推薦コースになっているので
ここがSmalltalkの動的型言語からの違いなのでしょう。

Smalltalk挫折者としては、Smalltalkの文法もさることながら、開発環境がそ
のまま実行環境へ変質(?)していく部分にとっても違和感を覚えてしまいます。
# 頭が固いのか・・・未だに馴染めずじまい

> そして、Javaの成功は、「商品としての言語」の成功と思います。
> ま、売れないセットボックス用の言語がWebという膨大なユーザーニーズに適合
> することを見抜いて方針変更した、言語マーケティングの成功でしょうか。
怪我の功名か、時の運か、実力かは未だに分かりません。

村山さんが以下のように言ってましたが、
|それらの良いところを併せ持った言語を生み出し,ビジネスとして成功させ
た.
|これを「いいとこどりしただけ」と言う人もいるでしょうが,実際はこれは
|極めて難しい問題です.普通なら「寄せ集めの失敗作」になるのがオチです.

絶妙なバランスのもとに寄せ集めて成功したといえると思います。
Sunがネットワーク指向だったことも幸いしているのかな。ネットワークは
バランスが大事なので・・・。


TAKAHASHI, Toru