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[jfriends-ml 12822] Re: ネットワーク プログラミングの真髄:予習編( Part 1 )



高橋(徹)です。

岩谷さん、コメントありがとうございます。

>> →課題:RFC 2373を探して上記記述を探してみましょう。
:
> この件は原書の不備です。RFCは2732です。URL中で使う場合の[.....]の記法に
> も着目してください。
ソケットではアドレスとポート番号を組みに扱うことが多いので、URLのように
アドレスとポート番号をあわせた表現は有用です。
IPv4では、192.168.0.1:60001 のようにセパレータに':'を使用してアドレスと
ポートを結合して表していました。
しかし、IPv6ではアドレス表記内に':'を使用しているため、セパレータ':'と
かぶってしまいますう。そこで、[2001:db8:1::1]:6001 のように[]でアドレス
部とポート部を分ける表記がRFC2732で定義されています。
#ちなみにURL表記ではないIPv6アドレスの表現はRFC2373の中で、
#2.2項 アドレスのテキスト表現 で「慣例形式」が紹介されています。

>> ・ポート番号の範囲
:
> ポート0は存在しません。IANAの記述がジョークであることは、一目でわかるで
> しょう。reservedは正しいが、用途説明は完全にジョークです。
"spr-itunes   0/tcp   Shirt Pocket netTunes"
"spl-itunes   0/tcp   Shirt Pocket launchTunes"
が該当記述ですが、ジョークですか・・・。netTunesなるソフトウェアも
あるようだったので(以下URL)、ジョークとは思わなかったです。
http://www.shirt-pocket.com/netTunes/netTunesDescription.html

>> ・TCP低レベルの通信
:
> ていうか、パケットの構造と各部の意味および機能を、本命のRFC(791/793)を見
> て理解しないと、wiresharkも使いづらい/理解しづらいでしょう。

RFC793は日本語訳もあるので、今回の読書会の参考資料として一緒に持っておく
ことにします。

「詳解TCP/IP Vol.1 プロトコル」(ピアソン・エデュケーション刊、
W・リチャード・スティーヴンス著、ISBN4894713209)が解説書として
よいかと思います(課題図書の中からもリファレンスされている本)。
ただ、厚いので読書会に持ってくるのは大変です。