読書会(UMLモデリングの本質)第1回議事録

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日時 :04/06/26 
場所 :川崎市溝口 

出席者(50音順)
#過不足が有るかもしれません。

家永英治、石黒尚久、おおたに、大仲陽子、片平剛朗、kdmsnr(かど)、
坂本伸太郎、坂本直樹、高橋智宏、高橋徹、中村年宏、根本和郎、
深津陵子、村上剛、村越貴之、村山敏清、山下智也、山田友博、
吉武正史、吉村善生、吉本博之、中原慶(書記)、上手裕(書記サブ)

10:05- 開始
    自己紹介

10:20- 読書開始

<読み上げ>石黒さん
・なぜ本の表紙がレモンか?
  -> アニマル本に対抗したのでは?

・UML2.0ってどう?
  -> P243に詳しい説明あり
  -> 関連の方向とか細かくなった。MDAなど

・P13に出てくるブライアン・ウィルソン氏とは誰か?
  ->>> http://ux01.so-net.ne.jp/~negoro/Wilson_systems.html
     (ここに情報がありました)

・モデルについて議論したほうが良いのでは?
  -> 「モデルとは」が8章にあるので参考にすると良い
    -> 8章のモデルの話は細かいので、最初にはもってこれないのだろう
      -> モデルとは何かを考えよう!
        -> ものの見方、考え方
      
・情報システム工学って確立したものなの?
  -> 児玉さんが提案している学問分野?
  -> P5の情報処理学会のところでこの単語がでている

・ダイクストラ(構造化プログラミング)を構造化分析/設計の説明で
 上げているのは論理不明確では?
  -> 構造化設計の話をする入り口として実装の話をしたので、よいのでは?
    -> オブジェクト指向でも最初は言語がサポートして上流に反映されていった。

<読み上げ>大谷さん
・P18図1-5の商品種と注文の接続にあるpとは何か?
  -> M,Nの次にOを使うと0(ゼロ)と間違いやすいので、Oを飛ばしてPとしたのではないか?
  -> チェンのこの図は、歴史的な、今は使われていないものなので、大した
    話ではない

・P22に出てきたHarel図とは何か?
  -> 宿題

・P22でUMLが技術特許を説明する図としても使われているという記述があるが、
 どんなダイアグラムが使われているのか。実例はあるのか?
  -> 特許の記述法は自由なので、あっても不思議ではない

・P19でオブジェクト指向の説明としてなぜGUIを例に出したか?
  -> Xerox PARCで開発されたsmalltalkのGUIライブラリのことを
    指しているのではないか

・RUPを実際に開発で使ってみてどうか?
  -> 非常に複雑なので理解するだけで時間がかかる
  -> RUPを運用していくのにラショナル製品が必要か?
    -> 製品はあれば便利だが必ずしも必要ではない。コンサルは必要
     ->コンサルもいらないのでは
  -> RUPを運用するのが大変なのか?それともRUPに問題があるのか?
    -> 今まで属人的に行われていた部分が全て管理され成果物を要求され
      ているので全てを実行しようとすると大変
  -> RUPは自組織でカスタマイズできる。 一番縮退すれば、マイルストーン
    での成果物だけ決めたウォータフォールモデルになる。

・P24で分析フェーズで実装モデルを作成するとはどういうことか?
  -> 児玉さんがこられた時に聞いてみよう!

・P26の3行目。「矢尻の形が塗りつぶされていない(開いた矢印である)ことに
 注意して欲しい」ということを強調している意味は?
  -> 宿題? 児玉さんがこられた時に聞いてみよう!

・P26でステレオタイプは自由に決められると記述しているが、
 使える名前の制約があったのでは?
  -> 宿題

・ロバストネス図とクラス図の違いは?
  -> ロバストネス図にはエンティティ、コントロール、バウンダリがある
  -> 通常は、コントロールはエンティティクラスのメソッドに吸収される
  -> JUDEではロバストネス図が描ける

・クラス図ではクラス以外も扱うのに、名前はクラス図でよいのか?
  -> 実装を意識するから違和感があるのでは?
  -> 英語圏の人にとっては違和感がないのでは?
  
・クラス図の2段目と3段目は省略できるというのは間違いでは?
  -> 属性部分を抜いて操作を記述すると属性と操作の見分けがつけにくい。
    -> クラス図の3段目だけを記述するときは、2段目に何も入れなくても記述

・ザ・ゴール2は何の本?
  -> 宿題

・コンポネント図の左端に出ている2つの四角は何か?
  -> IN/OUT?
  -> BOOCH法からきている。
    -> BOOCHはどこから持ってきたのか?
      -> 宿題

・P36の「インデックスをアプリケーションファサード層に」の意味は?
  -> どういったコンテキストでこういった考えかたになったのかわからない。
    サンプルコードが欲しい。
  -> 「まずオブジェクト(概念)ありき」で、識別コードはどうでもなる、
   という認識ではないか。インデックスはDBという物理的なものに依存する
   非常に狭いもので、オブジェクトを紐つける広義のものの話ではないか?
  -> BOM(Bill of Material:部品表)について児玉さんに教えてもらおう

・UMLの定義では オブジェクト=インスタンス ?
 UMLの仕様書ではどうなっているのか確認すること
 -> 宿題(仕様書に記述があったはず)

・P43 「インスタンスをオブジェクトに対応付ける」というのは、どういう
 DBテーブルをイメージしているのだろう
  -> 著者に聞きたい

・P45 多重度の 1..5 は、英語ではどう読むのか?
  -> 宿題

・P46の図2-5,2-6に関して
  -> ロールが別ならクラス図間に2つ以上の関連を引いても問題ではない
  -> 図2-5で、[履修する]が合格、不合格をもっているのはおかしい
    図2-6と対比するには、履修は受講中に制限した方がすっきりする。

・P53の図2-9に関して
  -> 上の全体集合図は、(完全区画)のオブジェクト(インスタンス)図だ
    が、そうすると、下の顧客クラスのボックス内に重要顧客のAがあるのは、
    厳密にいうと間違いではないか。

<読み上げ>村上さん


次回:
日時:7/31 10:00-
場所:武蔵中原
ページ:2.2.4(P53-)から


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