読書会(UMLモデリングの本質)第4回議事録
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「UMLモデリングの本質」を読む会 第4回議事録
日時:2004年9月18日 10:00〜17:00
場所:高津市民館第4会議室
参加者(敬称略):
西野、吉本、村上、村山、山本、奥、坂本、上手、吉村、金、中原
高橋(智)、根本、高橋(徹)(記)
※著者の児玉さんが夕方から2次会に参加しました。
p.157 第5章ビジネスモデリングへの適用 より
図5-2(b) バリューとエンティティの間の多重度はこれでよいのか?
→ 「*」はバリュー側ではないか? 多重度は1:1ではないか?
図5-7(b) ユースケース(アクター)が薄くなっているが、これはプロセス図
(アセンブリライン図)に含まれるのか?
→ Eriksson-Penkerにはユースケースを記述する例はないので、児玉さんの
オリジナルと思われる。
→ ユースケースの粒度が揃う効果がありそうだ。
アセンブリラインは概念かクラスか?
→ (議事録作成時の補足)アセンブリラインはパッケージ。オブジェクトの
グループを表している。情報システムにおいては情報を扱うオブジェクトで
あることが多い。
書籍「UMLによるビジネスモデリング」にある株式の売買プロセスにおいて、
以下の種類のアセンブリラインが図に示されている。
ポートフォリオ、注文、保有有価証券、市場、管理など
コラム:変化を記述できる因果ループ図の可能性
フィードバックを扱うモデルがUMLにはない
パターンワーキンググループでは、ビジネスとITの間を埋める提案がされて
いた
図6-1 OCLにおいてtheがあるのは?
→ p.195下に説明有り。
6.1.1 これは単に名詞抽出法を表しているのではないか?
図6-1 派生属性の'/'について、UMLツールで'/'を付けられるものがない
図6-3 実際の取引には、引合、仮予約、分納、というのがあるので、このモデ
ルでは不十分ではないか?
→ 分納については後ろで登場する。この先の洗練を楽しみに見ていきましょ
う。
図6-4 ステレオタイプの<
図6-5 下線部、”と同時に、納品希望日の・・・”まで下線を引く必要がある
図6-5 なぜ余計なのか?
→ システムの中のことをユースケースには記述しないので。
図6-6 予定と実績の関連の多重度0..1なのは?
→ 受注したが出荷しなかった場合、ゼロ
分納の場合は、多重度が多になるのでは?
→ p.187参照
出荷の予定が受注なので、「予定の出荷」では日本語が逆では?
出荷の実績が出荷なので、「実績の出荷」では日本語が逆では?
図6-7 「清酒NIP:品目」と「記入行」がつながっていないのはおかしいのでは?
記入行の品目を、在庫に聞かないといけないのでは、関係が遠すぎる。
例えば、取引を(別システムに)渡すときに、在庫が必ず含まれてしまう。
p.186下から3行目 「オブジェクト図」は「クラス図」の間違いでは?
→おそらく誤記
図6-13 個体が多重度ゼロとはありえるのか?
→ 入荷していないものについては、個体番号はつかない
Stock Keeping Unitとは
→ 商品コードで、サイズとか色とかがある桁に割りついているものが例
図6-14 本文説明はないが、パーティ・パターンが導入されている。
イン、アウトは属性でもよいのではないか?
OCL、ツールについて
・Delphi 8では、OCLを記述できる
・OMGがOCLの仕様を決めている。
OCLはUMLの一部か?
→ 一部として含まれる
SRCから出ている佐原さん著のオブジェクト指向本の付録にOCLの説明がある。
→ 以下の2冊があるようですが、どちらに記載されているかは未確認。
「オブジェクト指向システム分析/設計Q&A」
「デザインパターンオブジェクト指向分析/設計技法」
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