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[jfriends-ml 11429] Re: 俗流オブジェ クト指向 (Re: UML)



高橋(徹)です。

   "Takeshi Ito <linus@xxxxxxxxxxxx>"さんは書きました:
> 私はUML活用してます。RFPで機能が羅列されてるだけで、
> 誰のための機能かわかりにくいかったりするのを
> ユースケース図で整理したり、ビジネスフローをお客様業務
> に詳しい自社エンジニアからヒアリングすることによって、
> アクティビティ図で書いたり。概念モデル図もかけるところまで
> 書いてます。提案書つくるときには非常に役に立ってます。

今回(9/18)の読書会で、ビジネスモデリングの章が丁度登場しました。
“UMLはそもそもソフトウェアの設計のための表記法であり、ビジネス
モデリングは視野に入れていない。・・・”(p.158)
また、UMLに先行してIDEF0などのビジネスモデリング手法(と表記法)
があるとのことです。UMLをビジネスモデリングに拡張するための取り組み
として、書籍ではマーシャル氏の考案したもの、エリクソン・ペンカー両氏
の考案したものの2種類を紹介しています。
一方、ビジネスモデリングではオブジェクト指向よりもDAOが適用される
ことも多いのではないかと思います。

ユースケース記述も分析者によって粒度が大きくばらついてしまったり、
書き方の差異が大きすぎたりと、過去の読書会でもいろいろと悩んでいる
発言がある部分です。

RFP段階だと、業務の分析やシステム化範囲の定義に関わる段階(要求定義)
と認識していますが、ここに現行のUMLを使うことはまだまだ難しいのでは
ないかなと思ってしまいます。要求定義においてUMLを活用して効果を上げて
いるとのことですので、是非うまくいくための工夫やポイントを紹介して
頂けるとうれしいです。


TAKAHASHI, Toru